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cofucu小林メリヤス社長コラム vol.10 一枚の写真が伝えること

2018.11.09

コットンの生産量が世界1位の国であるインドでは、約48万人もの子どもたちが働き、その7~8割が女の子であると言われています。
子どもたちは児童労働によって教育の機会が奪われるだけではなく、コットン畑でまかれる化学的な農薬や直射日光の下での長時間労働によって吐き気や頭痛などの体調不良を訴え、中には命を落とすこともあります。
また、遺伝子組み換えコットンの栽培で行われる授粉作業は多くの人手を必要とし、子どもを働かせる1つの要因になっています。

そんなコットン生産が盛んな地域の1つであるテランガナ州で、日本のNGOであるACEと現地NGOのSPEEDは子どもを危険な労働から守り、教育を支える「ピース・インド プロジェクト」を実施されています。

この写真が撮影された村でも、かつては多くの子どもたちがコットン畑で働いていましたが、2010~2014年に活動が行われて村の人々の子どもの教育や労働に対する意識が変わり、今では児童労働者を見ることはなくなりました。
この写真は2017年12月にフォトジャーナリストの安田菜津紀さんが撮影されたもので、8月に開催されたACE主催のチャリティーオークションで落札させていただきました。
写真に写る子どもたち自身は、児童労働が行われていた頃まだ作業ができる年齢ではなかったため働いていた経験はありませんが、もし村の人々が児童労働をなくしていこうという意識を持っていなければ、コットン畑で働くことになっていたかもしれません。

農薬の影響はおとなの身体にも影響を与え、おとなが健康的に働けなくなれば、子どもが働かざるをえない状況に陥ってしまいます。
オーガニックコットンには、コットンをつくる人々の健康を守り、次の世代の子どもたちの教育や未来をつくりだす力があります。

cofucuでは、生産スタッフが毎日目にする場所にこの写真を飾り、ものづくりに大切な原料の背景と、インド産オーガニックコットンにこだわる想いを共有しています。